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夕闇のトゼン草
多岐な話題に雑多に個人的な意見
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サンプロを見て共謀罪について考える
久しぶりにサンプロを見たら、中盤は田中真紀子があまりにうるさかった。なので、チャンネルを変えようかと思っていたら共謀罪特集が始まったから、そのまま見てみました。

まあ、私にとっては、ネット上では右派にとって人権擁護法案、左派にとって共謀罪というくらいの認識しかない。(こういうと勘違いされそうだから、具体的に言っておくと、その中身が良きにしろ悪きにしろ反対者の反応は過剰すぎるという意味。)

さて本題ですが、あくまで共謀罪その物についてというよりは、サンプロの報道を見ての考察という方が適切かな。(今日、初めて共謀罪についての知識をサンプロから得たといっても過言じゃないし。)

まず、「619種類もの罪に適応される!」なんていっているけど、正確には4年以上の懲役刑。()付けで表示されていたけど、こんなのは低質なミスリードだ。せめて、619種類の方を()付けで表示すべきだろう。

そして、4年以上の懲役刑なんて裁判官でも弁護士でも無い私が思い出す範囲では殺人罪だとか強盗だとか強姦致死などの重犯罪だ。(たしか傷害致死でさえ3年以上だから該当しないはずだし。もし、前の刑法改正で4年以上になっているなら該当するかもしれないけど。)普通に生活していればまず懲役4年以上の犯罪になんて引っかからない。

そう思っていたら、威力業務妨害がひっかかるだって!
で、今回の特集のほとんどの時間を割いて「威力業務妨害にひっかかる!」なんて述べているけど、この市民団体がやっているのは公務執行妨害だろ。

公務執行妨害罪は、懲役3年以上。共謀罪にはひっかからない。全く視聴者を欺く酷い特集だ。


そして、日本の刑法は実行したら罰す体系だといっていたが、そりゃ嘘です。刑法には予備罪や陰謀罪が明記されている。これらも共謀罪と同じく実行してなくても罰すことが可能な法律だ。範囲に大きな違いがあることは認めるけど、そもそも共謀罪を新しい罪かのように喧伝しているが、種別としては予備罪や陰謀罪と同じ類の物になる。ならば、比較するのは予備罪や陰謀罪であって直接的に治安維持法と比べるのはおかしいわけだ。しかし、予備罪や陰謀罪ついては全く触れてない。

たしか、今週のマガジンの絶望先生(だっけ?)で、「共謀罪→戦前の治安維持法」なんてやっていたけど、確かに共謀罪が悪用される可能性が無いとは思わない。「公務執行妨害だろ」「公務執行妨害は共謀罪の適応外」とは言ったが、後に刑法を改正して公務執行妨害を懲役4年以上の刑に上げる可能性だって無いわけじゃないから。しかし、本当に歴史に学ぶなら、なんで治安維持法が悪用されることになったかを考えるべきだろう。そこには政府だけではなく世論も確実に賛同していた。時の政府が煽ったというのは歴史を知らないといわざるを得ない。現に東条英機が総辞職をしたのを考えればわかるとおり、日本は戦時中でも民主主義は働いていた。なら、重要なのは政府が共謀罪を悪用しようとしたときに国民がそれを防止することだろう。(まあ、「国家の品格」の藤原氏曰く「国民はしょせん馬鹿だ」というなら話は別だけどね。)まして、暴走した国家(と国民)が、既存の法律を意図的に解釈するなんていうのは治安維持法に限ったことじゃない。(まあ、「治安維持法が悪い」と一方的に責任を押し付けて「国民は被害者だ」なんてやったことが、目を曇らせるのだと思うが。)

念のためにいっておきますが、治安維持法はそれ自体は悪い法律じゃない。それが成立した時代を見れば、共産主義を脅威としたのは当然でしょう。問題なのはそれが悪用されたこと。つまり、そのプロセスをいかに回避するかが大事なのであって「治安維持法と一緒だ!」なんて言ってるのは問題の本質を見誤らせるだけであって何の価値も無い。


あと、公安が市民団体をマークしていると言うのは、そりゃ過激派が市民団体を隠れ蓑にしているのは素人でも知ってる話だからな!
「単なる印象に過ぎない」と言われるかもしれないが、現に教科書問題に関心のある人は、杉並区の「つくる会」教科書反対に中核派が関わっていたことを知っているし、女性国際法廷をやった市民団体バウネットは北朝鮮と密接に関係していた。北朝鮮との関係がとりざたされているといえば、NPO法に力を尽くした辻本が関わっている市民団体ピースボートは、そもそも辻本の夫が元赤軍だったことも含めて、公安がマークしていたって何の不思議も無い。

むろん、健全な市民団体もあることも認める。
ただ、サンプロにでてきた、特に反戦や平和を掲げる、政治的な運動の市民団体というのは、特に左翼が介入しやすいから、公安がマークするのは当然ですね。先に述べた実例も踏まえて、まさか赤軍や学生紛争を知らないわけでもなし。


そして、盗聴が認められ監視社会になる、あるいは相互監視社会になるなんて扇動するにはまことに都合がよろしい話ですね。
そもそも、法に何かしらの不都合があるならば、その不都合をさらに法で縛るのが法治国家として普通のことだ。もしも、盗聴の可能性があるというならば、それを法で縛ればいい。
だいいち「警察が勝手に盗聴する可能性」なんていっていたが、それは警察が法を破っているってことだろ。
共謀罪に盗聴を認める項目が無い限り、警察が勝手にやったらそれは違法捜査ということになる。その時点で共謀罪は一切関係がない。共謀罪が無くても、警察が違法に盗聴をやる可能性はあるし、現に特集が取り上げたようにやっていたこともある。しかし、それで「共謀罪になったらその可能性がある!」なんていうのは、一見して関係があるようで共謀罪が盗聴について述べていない限り実は全く関係が無い。何が警察に「お墨付きを与える」だ。視聴者を馬鹿にすんな。

警察による盗聴の前提には盗聴法があるが、当然、今回の特集でも少し取り上げていた。特集内では「盗聴法には4つの条件があり、盗聴法施行後に実際に警察が盗聴した事例は無い」としっかり述べていた。なら、なおのこと盗聴の可能性なんざ杞憂だ。むしろ、ここまで意図的に煽っている特集で、盗聴法が実質的には警察による盗聴捜査を縛ってますよと伝えたことが不思議だ。(逆に言えば、この酷い特集の中でもここは数少ない褒められるところじゃないだろうか。)

そして裏切りの可能性って、そんなのそれこそ法も警察も関係ないだろ。しいていうなら、そんな裏切りる奴を仲間に入れていたほうが悪い。(しかし、いかにも裏切りそうな奴が裏切るなんて物語じゃあ良くあるなぁ。つい最近だとコリンズ教授か。ジュリアはデイビットのことがあるから、良いところでゴールド・スミスの情報なんかも持って帰ってくるんだろうな。まあ共謀罪とは関係ありません。)

相互密告社会になるみたいに言っているが、どう考えたってせいぜい内部告発の範囲だ。或いは米国の司法取引だ。北朝鮮のそれとは全く違う。例えば強盗を計画していること、人を殺そうとしていることなどを知って、それを警察に通報したら相互密告社会か?(いや、正確には殺人や強盗を行おうとしていたが、良心の呵責に絶えられなくなって事前に警察に出頭したというべきですね。)

まあだ、昨今の小学生などが被害にあう事件などを念頭においた治安維持のための監視カメラ設置の推進を「監視社会だ!」と訴える方が説得力がある。少なくとも犯罪を行う計画が、仲間内から事前に洩れたことが、何で相互密告社会になるんだ。私に誰か説明しておくれ!

それに、目配せしただけで共謀罪に該当するかもしれないってアホか。共謀罪は具体的、現実的な計画を立てたら該当するのだろう?「思うこと」は、ただそれだけならば、そもそも共謀罪の構成要件には入ってない。(だからこそ盗聴の可能性があると煽っていたのではないの?具体的な計画などが無ければ、盗聴の必要性なんて無いだろ。)その具体的な計画とは何かと問われれば、確かにそこには解釈の余地が入る。が、「目配せした」を具体的な計画と呼ぶ?


以上今回の意見を総括して、
少なくとも国民の大半は、たとえ道義的に正しいとしても公務執行妨害に抵触するようなことをやらない。交通事故のように偶発的に公務執行妨害になることはあるかもしれないが、それは共謀罪に該当しない。この時点で社会という体制にまで発展する可能性はありえないと言い切れる。そして、そもそも公務執行妨害は3年以上の懲役だから、共謀罪に抵触しないと。

今回一番キーになる(政治的な)市民運動にしても、見てて思うのが「これからやろうとしていることは正しい行為だから正当化される」という意識だろう。そう考えているからこそ逆説的に共謀罪に過敏になるのだと思う。正当化されるというのはまさにテロリストの発想。もっとも、共謀罪はそもそもテロリストを封殺するための法だから、ある意味外れちゃいないな。(苦笑


ただ、もともと共謀罪を作るきっかけになった国際組織犯罪防止条約が、実際には国家をまたぐ犯罪を念頭においてあるのに、その箇所がすっぽり抜け落ちているにも関わらず、「条約を念頭においている」というのは確かに無茶苦茶だとは思いますけどね。共感できたといえばそこくらいか。

まあ、私は共謀罪をつくる前にスパイ防止法を作れと言いたい。
5/18:修正
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テーマ:共謀罪 - ジャンル:政治・経済

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【2006/05/23 00:03】 | # [ 編集]


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では,どうすれば共謀罪の適用範囲が限定されるのか~ヒス●リックな法務省への(重ねマーク付き)提案?!

共謀罪は,限定的なものになったとしても,これまでの刑法の枠組みを大幅に変更するものだけに,基本的には廃案とするべきだと思っています。そのうえで,昨日の「与党再度の修正案の問題点~メディアにも適用ある…」という記事(ここ←)において,与党修正案を批判しまし 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士【2006/05/14 21:20】

共謀罪

過去2度にわたって審議され、成立しなかった「共謀罪」が今国会でスピード審議中。「犯罪の実行」なしで罪とできるのか、そこに悪影響はないのか。あなたのご意見をお願いします。 共通テーマ【2006/05/15 20:10】

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