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夕闇のトゼン草
多岐な話題に雑多に個人的な意見
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地方の商店街などが疲弊している理由
田舎に住んでいる人間としては、地方が疲弊しているのを持ち出して小泉政策の結果、規制緩和の結果と、格差社会批難の材料に使うだとか言うのやめてくれないかね。
ろくに田舎の事情も知らないで、田舎を引き合いに出して批難する人が結構バカにならんので。

特に自由経済、規制緩和の観点から、商店街の例でいきます。

まず、地方の商店街が疲弊している最たる理由は駐車の問題です。
このブログで地方の話が出てくるたびに言ってますが、地方は車社会。どこに行くにも車、下手すりゃコンビニ行くのだって車。

だが、絶対と言ってもいいくらい商店街には駐車場がない。あっても大した広さじゃない。商店街が十分に潤うほどの客を受け入れるにしてはあまりにも小さい。

私の町の商店街(なんか2つあるらしいが、知らない方は既に商店街として機能してないらしい)に、前に菓子などの売っている店があったんですが、そこのオバサンは駐車場がないという理由で駐車場のある隣町(今は合併して同じ町だが)へ引越しました。たかが菓子売る店が!(たかが菓子なんて言ったら怒られるだろうなぁ。)
で、しかも、その新しい店の駐車場のスペースって車三台。たった車三台のスペース確保するために菓子屋が引越しする。そのくらい駐車スペースの問題は切実。

さて、ここで「では駐車場を作れば?」と思う人もいるかもしれないが、甘い。
まず、それを建設するだけの金銭の問題が出てくる。よしんば、それを解決できたとしよう。次に立地の問題が出てくる。そもそも商店街のある場所というのは住宅地などが密集した場所であることが多い。そこで立ち退きの問題が出てくるわけで、さらにそれ含めた金銭が出せるかな?
ここで「町が出せば良い」という人もいるだろうが、大半の町民は、商店街に駐車場を作るよりも、主要道路を整備して欲しいと思ってる。だって車社会ですから。町全体から見て一部に過ぎないところのために町全体の税金が投入されることをその一部の地域を除いた町民は基本的に望まない。
さらに小さな区画ならば立体駐車場という手になるが、当然、建設費は上がるし、今度は景観の問題も出てくる。
そして私の地元の商店街は、そもそも山と川に挟まれた地域でもともと土地が少ない。これはあくまでうちの地元の話だが、こういうもともとの土地からくる問題のある場所だってあるだろう。

ついでだから、地元の商店街から他の問題点も拾ってみよう。
先に駐車場の問題を述べたが、それ以前に道路の問題もある。道路幅が狭いんだ。歩道もないのに幅は良くて2.5台くらい。すれ違うのも地獄だ。そも、商店街というのは基本的に昔からある。まだ車が一般では無かった時代からあるんだ。わざわざ車のことを考えて作られちゃいない。ゆえに駐車場の問題も出てくるが。

それを解決するには区画整理しかない。しかし、そんな金はどこにもない。さらに自ら進んで区画整理に参加しようという商店主達もいない。そりゃ当然だよ。慣れた自分の店(兼家)を壊すのは誰もがためらう。下手すれば、土地自体も小さくなるだろう。もっとも駐車場を作るのでさえ金銭/土地の面から大変なんだ。それよりはるかに大変な事ができるわけはないんだけどね。さらに中途半端な区画整理は、それに見合った結果を得られずに無駄になるのが関の山。(これは去年、市に合併された隣町の話。まあ、良い材料はあったのにねぇ。)

長野県の中では松本が駅前の大規模な区画整理をやってそれなりの成功を収めているようですね。県下二番目の都市であり、国宝松本城という観光資源もあるから可能という話ですが。基本的に小さな町じゃそんな真似はできない。結局、中途半端なことになって税金をどぶに捨てるだけ。

さらに言うと、昭和初期には、現在の衰退という結末が決定されていたといえる例もある。
うちの地域では、明治からもっとも栄えていたところがあった。しかし、そこは鉄道が通る計画を立てた時に真っ向から反対した。
鉄道を敷くということは、つまり、これも区画整理の問題と同様に立ち退きの問題などが出てくる。そこで「別に鉄道なんか通らなくとも、うちは大丈夫だ」と大見得を切り、結局、鉄道は川向こうを通ることになる。結局、駅の置かれた場所が新たに発展し、そこは衰退してしまった。そういう未来の展望を誤った歴史的背景というのもある。(もっとも、車社会になって鉄道の利用も減ったから、駅前も斜陽なんだが。)


そこに住宅密集地からやや離れた、主に田畑などがある場所を、買い取って大きな駐車スペースも構えた大型小売店などがくれば一たまりもありませんな。値段も安い。品揃えも豊富。さんざん言ってますが車社会だから住宅地から離れてようと客は行く。商店街が勝てるはずがないね。

すると、まあ、反小泉の人たちは、規制緩和がどうのこうの言うのでしょうが、それは結局、消費者の権利を奪ってるだけだろ?安い物を、良い物を買う権利を奪うなよ。
そもそも消費者の選択の自由を奪うと理解して主張しているのか?
そもそも、この手の論陣を張る奴は、自分で積極的に商店街を活用しているのか?
規制緩和批難のエントリー立ててネットで何でも買える便利な時代ですねと別エントリー立てていたバカを見たことがあるが。
Amazonで本のオススメやって規制緩和反対!反吐がでる

そも、解決する手段はあるんだ。以上を述べたことを踏まえれば答えは簡単。

消費者が、ほんの少し地元のことを考えて地元の商店街で買い物をすれば――
商店主が、ほんの少し商店街全体の利益のために自分の財産を削れば――
商店街は活性化し、町は潤い、何の問題も無く、これからも栄えていっただろう。

でも、そうはならなかった

もっと極論言いましょうか?
車もネットも無くなってしまえば、商店街は再び活性化しますよ。請け負います。絶対、この意見は正しい。

結局、商店街が衰退した理由は、社会構造や価値観の変化。現代社会において商店街というシステムは機能しにくい、とくに地方はマヒ状態。そこには既に小泉政権の政策の問題だとか、規制緩和の結果だとかそんなものは関係ない。つうか、それ以前から地方の商店街は疲弊していただろう。

商店街というシステム自体が既に無理なんだ。よっぽど立地で幸運にでも恵まれていなければ。


あと余談。(ただし、最後の床屋の話は主旨に適うと思うが。)


でもね、地元の商店街がつぶれかけているといいましたが、よーく見るといたって健全な店もあるんですよ。地元の商店街、6割廃墟。2割もうすぐ潰れる。1割やってはいるが健全には見えない。最後の1割、いたって繁盛。

ちなみに繁盛しているのは、床屋・食堂・菓子屋・文房具屋。
(最初の菓子屋はスナック菓子とかカップラーメンとかそういう物売る店。こっちの菓子屋は和菓子とか柏餅とかそういうやつ売る店。)

菓子屋については良く知らないが、残りの三軒について。
まず、食堂。
店主は90超えたお婆さん。たまに姪が手伝いに来ているようだが、基本的に1人で切り盛りしている。それでもやっているのは、常連が多いから。町の寄合い、消防団やそのOBなんかが飲み会をする時に集まる。まあ、これはさすがに他店が真似できるようなものじゃないね。何十年の信頼の結果ですもの。

文房具屋。
ここをやっているのは、80手前の老夫婦。
雑貨も扱ってるし、夏には花火も売っている。プラモからエアガンまで売ってて、ぶっちゃけ文房具屋と言えんかも。
ただ、ここが未だに健在なのは、町の小中学校(+保育園)で使われる文房具を卸しているから。若かりし頃の爺さんが積極的に売り込んだらしいが。

この辺りも、商店街の問題点が見えるんじゃなかろうか。
結局、待ってれば客の方からやってくるなんて楽観的に考えていた。それは商売をする人間としては失格だ。それで大型小売店がやってきて文句を言うのはお門違い。大型店が来ようと、現に自分で客を確保した文房具屋は今でも健全なのですから。

床屋。
二年前に店主の爺さんが死んで今は息子夫婦が後を引き継いでいる。
まあ、床屋は技術職ですし、食堂のように信頼って要素もあるので(曾爺さんの時代からの常連達。)商店街が衰退する理由を直接求めることができないのですが(まあ、自前の駐車場を持っているというのも大きいのだろうな。なんせ地方は車社会ですから。紅葉マークもいっぱいですから。)、この床屋を取り巻く環境から、ちょっと問題点が見える。

まず、この町にはやたら床屋だの美容院が多い。潰れているのも含めれば、さらに多い。商店街の中だけでも7件ある。いかに多いか。町の理髪店巡りなんてやるほどの暇人じゃないのでよくは知りませんが、それでも一番繁盛しているのは、ここの床屋だろうな。先に曾爺さんの時代からと言いましたが、確かに床屋自体は古いが設備はやたら新しい。(これにも理由があるが、以下で述べる。)

ただ、料金が高い。普通のカットで4000円。
そういうと短絡的な人は、「常連も多いのに、この床屋は金の亡者だ」とか批難するが、これにははっきりとした理由がある。
町の商工会が最低料金を定めているからだ

こいつが曲者で、この床屋は別にもっと安くやっても十分やっていける。しかし、商工会が最低料金を定めているからそれ以上は下げられない。もし、ただでさえ儲かっているこの床屋が料金を下げれば、町の別の理髪店の常連もそこへ流れるわけだから。(で、結局、この床屋は金が余るから設備投資して、これでまた他店と差が開くと。)

ただでさえ地元は理髪店の数が過剰という問題まである。需要と供給があってない。で、ダメな理髪店を守るために健全な理髪店が損害が被る。つまり、高いから、安い隣町の床屋へ行く客も現れる。結果として町としても損なんだ。

これは地元の床屋の話だが、床屋に限らず商工会によって最低料金を定められているという例は他にもあるんじゃないかと思う。これも、規制だ。

そこに、商工会に縛られない他所からやってきた店がやってくれば、(たとえそれが大型小売店でなくても)これまた負けるだろう。

結局、町の中でさえ競争原理を排除して、商売人としての働きまで排除して、そこに競争原理を持った商売人がやってきて卑怯なんだというならば、はなから商売なんてやめちまえ。そんなものは商売じゃなくて、ただ物と金を交換しているだけだ。


あと理髪店が多いが、うちの町にはもう1つ多い物がある。(自動車やバイクなどの)板金屋。商店街だけで3つある。
多いが供給過剰なんてことはなく、ちゃんと経営してます。なんせ車社会ですから。


今回の出した例はあくまでこれは地元(正確にはもっと範囲が広いから地域というべきか)の話なので必ずしも全てに当てはまるわけじゃないと念のために言っておきます。(ただし、私としては地方ならばどこも大方当たっていると思うが。)


6/4:余談に少し加筆
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テーマ:社会 - ジャンル:政治・経済

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